« 目指すはビオトープの国 | トップページ | 冬支度 »

狂い咲き

日々、朝晩の寒暖の差が激しく、着る物に困ってしまいますね。
 
私が物心ついて、自分で日々の服選びをするようになってから、もうかれこれ20年以上は経つだろうというのに、未だに電車で暑すぎて困ったり、夜の帰り道に凍えそうになったりして、毎年学ばないなぁと自分が情けなくなります。
   
   
   
先日、各地で桜が開花しているというニュースを目にしました。
 
S 
私も府中市(東京)でほんの少しだけ、桜が咲いているのを見かけました。
   
   
春に咲くはずの桜がなぜ?と話題になっていましたが、専門家の話によると、台風による暴風雨の影響や、その後の気温差で勘違いして花を咲かせた可能性があるとのことでした。
   
   
   
今日はあったかいなぁ、もう春かしら?なんて、植物も人間と同じように感じているのかと思うと、なんだか親近感がわきますね。
   
   
でも、人は電気の力や衣類で暑さ寒さから身を守ることができますが、植物は動けません。
   
   
ですから、自分の身を守るためには、私達人間よりもずっと、気温の変化に敏感なのでしょうね。
   
   
   
例えば、タンポポが春早くに花を咲かせ、種のついたわたぼうしを風で飛ばすのは有名ですが、冬は冷たい風を避けるため、地表面に接するように葉を出して越冬しているのはご存知でしょうか。
 
茎を地上に立てるのに、実は植物は多くの力(栄養)を必要とします。
 
でも、夏前には花の時期を終え、地表面での暮らしへと冬支度して栄養を蓄えられるタンポポだからこそ、早春にいち早く花を咲かせる事ができるのだそうです。
 
 
また、日本の里山に多い落葉広葉樹は、夏の間に葉を広げて目一杯光合成をして栄養を蓄えます。秋には葉を落とし、冬は幹と枝だけで寒さに耐え、春暖かくなったら蓄えていた栄養で新芽をつくり葉を広げ、また、栄養を蓄えます。
 
Pc180025 
彼らが落とす落ち葉だって、彼らが根をはる土壌をふかふかで栄養満点にする役割をしているんですよ。
   
無駄がないですよね。
   
   
   
こんなふうに、植物の生活サイクルは、各地の気候に合っていて機能的で、上手くできているなぁと感心してしまいます。
   
   
私達人間よりも長い間、この地球上に暮らす植物の生き残るための戦略には、まだまだたくさん学ぶところがありそうです。
   
   
もしかしたら、今回の桜の狂い咲きも、桜の勘違いなんかではなく、人知の及ばない桜の戦略の一つなのかもしれませんね。
   
   
   
ホコ
   
   
   

|

« 目指すはビオトープの国 | トップページ | 冬支度 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/202444/53081117

この記事へのトラックバック一覧です: 狂い咲き:

« 目指すはビオトープの国 | トップページ | 冬支度 »