« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »

狂い咲き

日々、朝晩の寒暖の差が激しく、着る物に困ってしまいますね。
 
私が物心ついて、自分で日々の服選びをするようになってから、もうかれこれ20年以上は経つだろうというのに、未だに電車で暑すぎて困ったり、夜の帰り道に凍えそうになったりして、毎年学ばないなぁと自分が情けなくなります。
   
   
   
先日、各地で桜が開花しているというニュースを目にしました。
 
S 
私も府中市(東京)でほんの少しだけ、桜が咲いているのを見かけました。
   
   
春に咲くはずの桜がなぜ?と話題になっていましたが、専門家の話によると、台風による暴風雨の影響や、その後の気温差で勘違いして花を咲かせた可能性があるとのことでした。
   
   
   
今日はあったかいなぁ、もう春かしら?なんて、植物も人間と同じように感じているのかと思うと、なんだか親近感がわきますね。
   
   
でも、人は電気の力や衣類で暑さ寒さから身を守ることができますが、植物は動けません。
   
   
ですから、自分の身を守るためには、私達人間よりもずっと、気温の変化に敏感なのでしょうね。
   
   
   
例えば、タンポポが春早くに花を咲かせ、種のついたわたぼうしを風で飛ばすのは有名ですが、冬は冷たい風を避けるため、地表面に接するように葉を出して越冬しているのはご存知でしょうか。
 
茎を地上に立てるのに、実は植物は多くの力(栄養)を必要とします。
 
でも、夏前には花の時期を終え、地表面での暮らしへと冬支度して栄養を蓄えられるタンポポだからこそ、早春にいち早く花を咲かせる事ができるのだそうです。
 
 
また、日本の里山に多い落葉広葉樹は、夏の間に葉を広げて目一杯光合成をして栄養を蓄えます。秋には葉を落とし、冬は幹と枝だけで寒さに耐え、春暖かくなったら蓄えていた栄養で新芽をつくり葉を広げ、また、栄養を蓄えます。
 
Pc180025 
彼らが落とす落ち葉だって、彼らが根をはる土壌をふかふかで栄養満点にする役割をしているんですよ。
   
無駄がないですよね。
   
   
   
こんなふうに、植物の生活サイクルは、各地の気候に合っていて機能的で、上手くできているなぁと感心してしまいます。
   
   
私達人間よりも長い間、この地球上に暮らす植物の生き残るための戦略には、まだまだたくさん学ぶところがありそうです。
   
   
もしかしたら、今回の桜の狂い咲きも、桜の勘違いなんかではなく、人知の及ばない桜の戦略の一つなのかもしれませんね。
   
   
   
ホコ
   
   
   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

目指すはビオトープの国

先日、私の住む東京世田谷で、放射線量の高い場所があるとの報道がありました。
   

民家床下にある瓶からラジウムなどの放射性物質が見つかりましたが、その後、福島原発事故とは無関係である事が判明したようです。
   

きっとあの原発事故がなければ、こんなに線量計を持つ人も増えず、近隣住民は知らないまま毎日高い放射線にさらされて過ごしていたのでしょう。
   

今回のことで、誰もが見えない脅威を改めて感じたのではないでしょうか。

でもその一方、実際はどのくらいの線量でどのくらいの影響があるなど、放射性物質についてのはっきりした見解がなく、専門家の意見も様々です。
   

きっと、まだ解明されていないことがたくさんあるのでしょうね。

   

   

地球上には、発する線量こそ高くなくても、様々な放射性物質は普通に存在しています。
   

人間を含めた生物が普通に暮らしていく中で、多少なりとも放射線の影響は受けているのです。
   

「日本の自然を再生したい!」、「日本をビオトープの国にしたい!」と願う私たちには、野外活動はかかせません。
   

見えない脅威である放射性物質への報道が過熱しても、私は冷静に判断をして、行動していきたいと思います。
   

これからも日本の自然をもっと知りたいし、日本の自然を守っていきたいです。
   

そして、私と同じように思ってくれる人がいることを、望むばかりです。   

   

この事態が一日も早く収束し、どこにいてもみんなが安心して過ごせるよう、願ってやみません。   

   

   

ホコ
   

   

   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

よみがえれ日本 ~青山まつり~

10月22日(土)、23日(日)に東京、青山で行われる青山まつりに、今年も参加させていただきます。

   

今年で25回目を迎える、青山まつり。

青山通りを起点とした4つの商店会が協力して取り組む、青山を元気にするお祭りです。

その中で人と自然の研究所は、「土地の記憶プロジェクト」と銘打ち、「いきものの視点で青山の街を見直して、青山通りを人もいきものも通える道にしていこう!」というビオトープワークショップをお手伝いします。

   

3年目である今年は、今まで青山まつりで作った学校ビオトープの観察や改修のほかに、港区立青山中学校に新たなビオトープの造成を行います。
   
Sp1060355ひとつひとつは小さなビオトープでも、いきものが移動できる距離にたくさんのビオトープがあれば、それぞれが繋がって、ひとまとまりのビオトープの役割を果たします。

そんなビオトープのネットワークが広がれば、よりたくさんのいきものが暮らしていけるのです。

Spa240678これらのワークショップは、どなたでもご参加いただけます!

地域の方や生徒さんと一緒に、青山に小さな命が暮らせる場所を作っていきましょう。

※日程や参加方法などは、下記をご参照下さい。

   

Srimg0215 他にも、「復興支援 青山ワールドマーケット」のエリアであるいちょう並木通り沿いに、ビオトープテントが設置されます。

テントでは、地域に暮らす小さないきものを顕微鏡で観察できたり、ミニビオトープやパネルの展示を行います。

Sp1060295去年はテントのそばで、たくさんのアキアカネが飛び交う姿が見られました。

ビルが立ち並び、たくさんの人や車が行き交う青山でも、実はたくさんの生きものが暮らしているんです。

Srimg0225 青山まつりを通して、青山に暮らす方にはもちろん、街にいらした方々にも、人と一緒に小さな命が暮らしていける青山という街を、さらに好きになってもらえたら嬉しいです。

そして、青山のような「生きものと共生する街づくり」が、広がっていくきっかけとなるイベントにしていきたいと思います。

たくさんの方のお越しを、お待ちしています!

   
   

ホコ

   
   

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

   

<会場/日程>
☆ビオトープテント
  10月22日(土)23日(日)11:00~17:00

☆港区立青山小学校 ビオトープ改修ワークショップ
  10月22日(土)10:00~(ビオトープテント集合) 

☆港区立青山中学校 ビオトープ造成ワークショップ
  10月23日(日)11:00~(ビオトープテント集合)

ご参加には事前登録が必要になりますので、メール、電話、FAXのいずれかにて、人の自然の研究所にご連絡願います。

   

人と自然の研究所          
E-mail:bio@bio-inste.com(平原)
TEL:03-5465-2927 
FAX:03-5465-2939   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »