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ペットの境界線

先日、環境省から動物愛護管理法の改正案が発表されました。
   
   
案としては主に、ペットの「ネットによる取引などの対面説明の義務化」と、「夜間の店頭展示禁止」などがあげられていました。
   
   
人間が愛護している動物としてまず考えられるのは、犬や猫だと思います。
   
   
Photo 近年はペットブームで、日本人の5人に1人が犬を飼っているという統計も出ているほどですが、実はその影で年間30万匹近い犬や猫が「殺処分」されていると聞きます。
   
   
その背景には、動物をインターネットやペットショップなどで簡単に購入できてしまうという現状が、少なからず影響しているのではないかと推測されます。
   
   
今回のブログでは、ビオトープ管理士の視点で愛護法を見ていきたいと思います。
   
   
   

まず、動物愛護管理法での「愛護動物」とは、人に飼われている「哺乳類、鳥類、爬虫類に属する動物」および、飼い主の有無にかかわらない全ての「牛、馬、豚、めん羊、やぎ、犬、ねこ、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる」です。
   
   
2 近年は、カエルなどの両生類、カブトムシやチョウなどの昆虫類、ザリガニやカニなどの甲殻類、メダカや金魚などの魚類等、様々な生きものもペットとして飼育している方がいると思いますが、これらの「愛護動物」としての境界線はあいまいです。
   
   
でも実は、これらの生きものが自然界で多くの問題を引き起こしているのです。
   
   
国内、海外など生息地問わず、多くの種がインターネットで販売されており、誰でも簡単に手に入れる事ができます。
   
   
希少性の高いものほど高額で売買され、このことが乱獲を生み、その種を絶滅へ追いやる可能性もあります。
   
   
また、その生きものの購入者への説明が不十分である事が多く、飼育に困って野外に遺棄する人もいます。
   
   
それが生息地とは違う場所で野生化し定着してしまえば、地域の生態系のバランスが大きく崩れ、在来の生きものが暮らせなくなり、最悪の場合その地域で絶滅してしまう種もでてくるかもしれません。
   
   
また、菌や病気の蔓延なども心配されます。
   
   
   

もちろん、ペットとして「最後まで責任を持ってその命と暮らす」ということが出来れば、何の問題もないのです。
   
   
しかし、それが守られないのであれば、「どんな生きものも、外からは持ち込まない」とせざるを得ないのではないでしょうか。
   
   
   

環境省所管の動物愛護管理法なのですから、ペットを守ると共に自然も一緒に守られるような改正案を出し、多くの人に生きものたちの現状を知ってもらえるよう啓発していってほしいですね。
   
   
   

ホコ
   

   

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