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「自然再生=仕事」にしていく!

ビオトープ管理プロ養成実践講座。
   
人と自然の研究所が開講している、ビオトープを仕事にしたい!という方のための、6ヶ月全6回の集中講座です。
   
この、通称「プロ講座」の平成23年3月コース受講生(9期生)を募集しています!
   
   
いつもブログを担当させていただいている私も、この講座の3期生です。
   
少し前にもお話しましたが、私はどちらかと言えば文系で、生きものは好きでしたが、中高校生で習う生物など、理系の科目は苦手でした。
   
Srimg1702 でも、このプロ講座の受講で、ビオトープの設計から、ビオトープを活用したプラグラム、ビオトープを仕事とするための報告書の作成やプレゼンテーションの手法を身につける事ができました。

   
Simg_0584_2苦手な分野でしたが、実際に生きもの同士の繋がりを感じて、管理による生きものやビオトープの変化を、実際に体感できる講座だったからだと思います。

   
   
Sp1060296そして修了後も、この講座を通じて出会った方とのネットワークのおかげで、ビオトープ造成、ビオトープを活用したプログラムなどをお手伝いし、さらに自分の経験を積む事ができています。
   
   
修了生には、仕事として学校や福祉施設で環境学習プログラムを始めた方や、造園、公園管理、自社のCSRなど、元々の仕事や転職した先で活かしている方もいます。
   
   
「自然再生活動につながる仕事をしていきたい」とお考えの方に、ぜひともオススメしたい講座となっております!
   
皆さんもぜひこの講座で学んで、ビオトープを仕事に繋げていってください!
   
詳しくは、こちらをご覧下さい。
   
   
   
ホコ
   
   
   

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カメのおはなし

先日、アメリカ在住の友達から、

「こっちではアカミミガメ減ってるんだよ~。」

という話を聞きました。

調べてみると、アメリカ国内のアカミミガメは、開発による生息地の破壊や、ペットとして販売するための乱獲などにより減少しているとのことでした。

「で、日本で暮らす私たちに、何の関係があるの?」

って、思われた方、実は大ありなんです。

   

では、みなさん。

「ミドリガメ」って見た事ありますか?

ペットショップや縁日などで大量に販売されていたり、最近では信じられない事にUFOキャッチャーなどで見かけることもありますよね・・・。

実は、この「ミドリガメ」は「アカミミガメ」の子供(幼体)なんです!

その中でも、日本では亜種のミシシッピアカミミガメが、ミドリガメとして多く出まわっているようです。

それにしても、売買される時には、ミドリガメは「子供」ということは伝えられているのでしょうか?

今後30cm近くまで育つ可能性もあって、飼育下での寿命はだいたい15年前後、中には30年位生きる個体もいるんですよ。

きっと、そんな生きものだとは知らずに、飼い始める人も多いのでしょうね。

   

この、アメリカで乱獲などによる減少が問題となっているアカミミガメ。

実は日本でも、アカミミガメは大きな問題になっているんです。

   

皆さんも、池や川などで20~30cm程の大きなカメを見た事があるかと思いますが、その中には、日本在来のニホンイシガメなどに混じって、かつては日本にはいなかったミシシッピアカミミガメもいると思われます。

それは、ペットとして飼育されていたものが逃げ出したり、捨てられたりしたもので、全ては人間の勝手な行動によって、日本で野生化してしまったものです。

そして問題は、ニホンイシガメとすみか、食べ物、繁殖、越冬場所などが似ている事。

河川、湖、池沼、湿原、水田などに生息し、雑食で、水辺近くの地面を掘って産卵し、地中で越冬します。

ですから、ミシシッピアカミミガメが野生化したことで、暮らせる場所がなくなって困っているニホンイシガメがでてきているのです。

このままでは、地域によっては追いやられて、ニホンイシガメが絶滅してしまう可能性もあります。

   

環境省では、この問題を鑑みて、ミシシッピアカミミガメを「要注意外来生物」に指定しました。

でもこれは、「取り扱いに注意しましょう」という事で、外来生物法の規制の対象ではないので、輸入や販売目的の飼育が行われてしまっているのです。

規制の対象にならなかった理由としては、子供や学校などに多く飼育されている事、また、規制が掛かる事でさらに遺棄される個体が増える可能性がある事などがあげられています。

では、困っているニホンイシガメたちのために、そして日本の自然を守るためには、どうしたらいいでしょうか。

   

まず、飼育を始めるときは、その生きもののことをちゃんと知る事が大切ですよね。

30cm近くまで大きくなるミドリガメと、長くて30年もの間ずっと一緒に暮らせるのか、もう一度飼う前に考えてみて欲しいです。

そして、問題になっていることを知らずに販売している業者さんも多いようですが、本当は売る側にも、商品(ミドリガメ)のことを説明する責任があるはずです。

その上で、その生きものが死ぬまで飼い続ける事ができるかと、買う側に考えてもらうことも必要だと思います。

商品とはいえ、生きものなんです。ペットショップなどの販売店さんには、「売れればいい」ではなく、もっと命に責任を持ってもらいたいです。

なんにしても、もっと多くの人にミドリガメのことを知ってもらう必要がありますね。

   

現在、韓国、南アフリカなどは、アカミミガメの輸入を禁止しており、ヨーロッパ諸国も輸入禁止を検討中とのことです。

日本でも、まずは輸入禁止を検討するべきだと、私は思います。

そしてその上で、国内での販売、飼育などに関する規制を講じていくべきだと思います。

ミシシッピアカミミガメだって、人間の身勝手な行動の被害者なんですから。

   
   

ホコ

   
   

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科学の力と自然の力

「地球温暖化」
 
北極の氷が溶ける映像などで広く知られ、多くの人が危惧している問題の一つですよね。
   
その原因として、温室効果ガスがあげられ、その主なものは二酸化炭素(CO2)と言われています。
   
   
現在、私達人間の暮らしは、科学の進歩のおかげでとても便利になりましたが、その一方で、CO2を大量排出する生活サイクルから抜け出すことは難しくなりました。
   
でも、最近、そんな科学の力で、今まで「排出する」ばかりだったCO2を、「利用する」技術が生まれてきました。
   
CO2から、樹脂や医薬品、燃料電池などの原料として使われるメタノールを製造できる技術が開発されたとのことなのです。
   
実用化にはもう少し時間がかかるようですが、燃料革命以来の革命が起こるかもしれません。
   
本当に、人間の進歩って、すごいですよね。
   
   
ですが、皆さん。
   
皆さんもご存知の通り、今までもこれからも、動物が出し続けてきたCO2を吸収し、酸素(O2)をつくりだすのは、「生産者」と呼ばれる植物なのです。
   
Sp4170019そしてその植物も、動物の排泄物や遺骸を分解する「分解者」と呼ばれる微生物の働きにより、土壌から栄養を受けているのです。
   
さらにいえば、これらの炭素や栄養などの循環サイクルは、長い長い歴史の中で、たくさんの生きものが繫がりあうことで生まれてきたものです。そしてそのサイクルは地域ごとにも違い、それぞれの地域の生きもの同士が絶妙なバランスを保ってきたのです。
   
でも、そのバランスは、ある生きものが絶滅してしまうことで簡単に崩れてしまう可能性があり、今まで自然に循環していたサイクルが滞ってしまう事も考えられるのです。
   
そうすると、CO2を吸収する植物も暮らせなくなり、CO2の吸収、O2の生産ができなくなり、今以上に温暖化が進んでしまうかもしれません。
   
   
そんな今、私達にできることは何でしょうか?
   
もちろん、節電などでCO2の排出を抑えた生活をすることもその一つです。
   
Simg_7170ですが、皆さんの周りの動植物を大切に思う事も、同じくらい重要な事ではないでしょうか?
   
   
「科学の力」もすごいですが、人知れず私達の命を繋ぎ、循環してくれている「自然の力」のことをもう一度見直して、動植物が元気に暮らせる環境を守っていくことも、私達の重要な役割だと思いませんか?
   
   
   
ホコ
   
   
   

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