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「伝える」を実践!

11月28日日曜日、人と自然の研究所現場研修会のフィールドとして利用させていただいている、神奈川県立座間谷戸山公園の「谷戸山公園まつり」で、研修内容や公園の自然を紹介するプログラムを行って来ました。
   
   
谷戸山公園は、かつて座間市にもたくさんあった里山の環境を観察できるよう復元・再生した公園です。
   
毎月行っている研修会では、そんな里山環境を維持するため、主に湿地や樹林などの管理作業を行っています。
   
今回は、里山環境そのものの大切さと、その環境を維持するための管理作業の必要性を、地域の人達に「伝える」という事を目的に、研修生達が3つのチームに分かれて、それぞれが考えたプログラムを行いました。
   
その様子をお伝えします!
   
   
まずは、土壌生物の役割を伝える「ドジョウすくい?!」チーム。
   
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落ち葉の下の土から生きものを探し、顕微鏡で特徴を見て、どの生きものの仲間なのか検索表で調べます。
   
Img_8264落ちたばかりの落ち葉を食べる土壌生物、食べられて細かくなった落ち葉を食べる土壌生物、Img_8277_2

   

   

さらにそれらの土壌生物を食べる写真のカニムシの仲間のような肉食の土壌生物なども見られました。
   
これらの土壌生物がそれぞれ関わりあいながら、落ち葉を栄養たっぷりの土に変える役割をしています。
   
そして、その土壌生物が作った土の栄養を、植物が根から吸収して葉を伸ばし、時期がくると土壌生物の餌となる葉を落とします。
   
このような、土壌生物の役割を知って、無駄のない自然の循環が伝わったのではないでしょうか。
   
 
にどんぐりから谷戸山を知ろうという「どんぐりコロコロ」チーム。

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どんぐりを拾いながら5つのポイントを周り、どんぐりや谷戸山の森に関するクイズに答えます。
 
Rimg76241集めたどんぐりは、どんな森に生える何という木のどんぐりなのか、最後のポイントで検索表から調べます。
 
その結果、谷戸山公園には、ナラなどが生える明るい森、シイやカシなどが生える暗い森があることがわかりました。
   
参加者にも、森の違いやそれぞれに暮らす生きものとの関係、そしてなぜ明るい森を維持するために私達が活動しているのかも、伝わったことと思います。
 
Img_83081Img_83102どんぐりを使って、こんなかわいい作品も出来ていました!
   
   
   

   

   

次に私達が研修で行っている樹林の間伐体験などをする、「チーム与作」。
   
Rimg76371まずは、なぜ間伐が必要なのかをゲームで知ってもらいます。
   
しゃがんでいる子供が実生の樹木。大人の広げた傘(樹々の広げた枝葉)で子供達は空が見えません。   
つまり、生長に必要な光が足りないということです。
   
森の若返りをはかるためには、光を遮る大きな木を切って、若い木が生長することが必要です。
   
そこでは子供は大人とじゃんけんをして、勝てば傘をたたんでもらい、空が見えるようになると、子供(実生の木)は光を受けて大きく生長することができるというわけです。

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間伐、落ち葉かき、そして間伐材を利用したクラフトなどの体験を通して、かつて森の恵みを利用しながら暮らしていた人々と、その人々の手によって維持されていた明るい森やそこに暮らす生きものとのつながりを感じることができたのではないでしょうか。
   
Rimg76581_2子供達も夢中で、作業に取り組んでくれました。
   
   

   
   

そして最後に、ブースでも伝えられるようにと考えられた「缶釣りゲーム」。
   
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様々な生きものの写真の貼られたスチール缶を磁石のついた釣竿で釣り、その生きものはもともと谷戸山にいた生きものなのか、外来種なのかを知ってもらい、その生きものが谷戸山の環境にどんな影響を与えているかを伝えました。
   
   
子供から大人までたくさんの人々に参加していただき、新たな谷戸山公園の魅力も楽しみながら知っていただけたので、どのプログラムも大成功だったと思います!
   
プログラムに取り組んだ研修生達も、一からプログラムを組み立て、実際に地域の方達とふれあいながら「伝える」という目的を果たせて、確かな手ごたえを感じたことと思います。
   
今回の経験を、今後のビオトープ管理士としての活動に役立てていってもらえたらいいですね。
   
   
   
ホコ
   
   
   
 

    

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