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カブトムシのおはなし

先週の木曜日、私も一日だけですがエコプロに参加してきました。
   
今回もたくさんの方と、お話させていただきました。
   
私自身たくさん学ぶ事がありました。
   
その中で、カブトムシの悲しい現実を知りました。それをお伝えします。
   
   
Rimg7109 子供だけでなく、大人にもマニアがいるほど人気者のカブトムシ。
   
飼育が容易なこともあり、ペットショップなどでも簡単に購入する事ができ、さらにはインターネットでも、どこの地域のものか分からないカブトムシが販売されています。
   
そして飼っていたものが逃げ出してしまったり、捨てられてしまったりなどで、現在、カブトムシは日本のほとんどの地域で見られる生きものとなりました。
   
かつては生息していなかった北海道にも、人の手によって移入されてしまったようです。
   
人間が本来のカブトムシの移動能力以上の距離にカブトムシを移動し、本来は交わることがないはずの、全く別の地域のカブトムシとの交雑が起こっているのです。
   
   
その結果、現在日本中のカブトムシの遺伝子の一律化が進んでしまっているというのです。
   

本来、遺伝子には、同じ種でもそれぞれの地域で暮らしてきた長い歴史の過程で生まれる違いがあります。
   
そして、種が移動できる範囲内でのみ遺伝子の交配が行われるので、地域ごとに遺伝子の違う個体群ができるのです。
   

   
Rimg4052 人間だって、地域によって肌や目の色などに違いがあります。
   
カブトムシなど、自然界に暮らす生きものも同じです。
   
   
もし今、カブトムシがかかりやすい伝染病が発生してしまったら、どうなるでしょう。
   
最悪の場合、日本中のカブトムシが病気にかかり、絶滅してしまう事もあるかもしれないのです。
   
でも、遺伝子の違いがあれば、その病気に対して耐性のある遺伝子をもった一部のカブトムシが生き残ることができるかもしれません。
   
遺伝子の違いが、カブトムシという種の絶滅を防ぐ可能性を大きくするのです。
   

同じように問題になっている生きものに、メダカがいます。
   
P5030334 ペットショップで販売されている観賞用に改良されたヒメダカを川に放す人がいたり、川で捕ったメダカを他の水系の川に放したりなど、遺伝子交雑の原因のほとんどが人間のせいだと言われています。
   
   
人間の都合、身勝手で窮地にたたされている生きものはたくさんいます。
   
国だけでなく地域でも、自然に暮らす生きものの移動や飼育方法に関する規制をつくる必要があるかもしれませんね。
   
生きものに対する正しい知識を多くの人に知ってもらわないと、今残っている自然でさえ、未来の子ども達に残す事ができなくなってしまうかもしれないのです。
   
   
   
ホコ
   
   
   

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