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子ども達と考える「生きものの気持ち」

先月のことですが、都内の小学校の池型ビオトープ改修の授業に参加しました。
 
ビオトープの現状を知った子ども達が、話し合いをして、今回ビオトープの改修作業をすることになりました。
 
 
子ども達が改修を必要と感じ、行った作業は、主にこの2点。
 
①植物がビオトープの水面を覆ってしまっているので、繁茂しすぎた部分を根元から切り取る。
 
②表面の土がはがれて遮水シートが見えてしまっている部分があるので、土をかぶせるなどして補修する。
 
 
皆さんは、どうしてこの作業が必要なのか、わかりますか?
 
この作業をしないと、困ってしまう生きものがいるんです。
 
では、どんな生きものが困ってしまうんでしょう?
 
 
子ども達は、ちゃぁんと知っているんです。
 
 
Img_7696 まず①で困ってしまうのは、水辺を必要とする飛翔性の生きものです。
 
例えばあるトンボは、反射してキラキラ光る水面を飛びながら探し、水面で産卵します。
 
ですから、植物が水面を覆ってしまっては、水辺を見つけられません。
 
 
次に②ですが、まず遮水シートとは、ビオトープの水が漏れるのを防ぐため底土の下に敷くシートです。
 
Img_7715そのシートに穴が開いてしまえば、ビオトープの水が枯れてしまう可能性も出てきます。
 
それでは、ビオトープに暮らすメダカやヤゴなど、すべての生きものが困ってしまいます・・・。
 
今回は、土を被せたあとに校内に生えているカタバミなどの植物を移植し、被せた土が崩れにくいよう補強しました。
 
 
このように、一度人間が改変した(つくった)自然は、ある程度人間が管理を続けていかないと、その環境を保つことができないのです。
 
 
子ども達は、学校にあるビオトープを毎日見ていて、そのことをちゃんと感じてくれているようです。
 
 
作業を終えたあと、子ども達と片づけをしていたら、さっそくナツアカネが産卵に訪れてくれました。
 
子ども達は喜びながらも、静かに見守っていました。
 
 
生きものの暮らしやすい環境を生きものの視点で整えてあげれば、生きもの達はきっと、今回のナツアカネのように答えてくれるはずです。
 
ですから私たちが暮らす街も、人間が暮らしやすいだけじゃなく、生きものの気持ちになって彼らの暮らしやすい環境を増やしていければ、困っている生きもの達が減り、生きものの多様性に富んだ街づくりにもつながると思います。
 
もっと、彼らの声に耳を傾けていきたいですね。
 
 
 
ホコ
 
 
 

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