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空き地に生きる植物 ~答え~

前回のブログでご紹介した植物3種、皆さんお分かりになりましたか?
 
正解は、左上がオオケタデ、右上がヒメムカシヨモギ、下はセイヨウフウチョウソウでした。
 
どの種も私の暮らす世田谷では、良く見かける植物なんですが、皆さんの地域ではどうでしょうか?
 
それぞれ、簡単にご紹介していきますね。
 
 
Simg_1390_2まず、オオケタデ
 
こちらは東南アジア原産のタデ科の1年草です。高さは2m近くにもなり、大型です。茎や葉に毛が密に生えていることから、この名前がつきました。日本には観賞用や、薬草として、江戸時代頃に持ち込まれたようです。
 
 
Simg_1394 次に、ヒメムカシヨモギ
 
こちらは北アメリカ原産のキク科の1年草(越年生・芽生えは秋)です。高さは2m近くにもなり、群落を作ります。葉は、茎の下に密に生えていて、触るとざらざらしています。明治時代頃移入し、タンポポのような綿毛をもつ種子は、風で運ばれるので、鉄道の開設と共に広がったようです。
 
 
Simg_1392 そして、セイヨウフウチョウソウ
 
こちらは熱帯アメリカ原産の1年草です。1~3本の茎は、高さ1m程にもなり、茎の上によく目立つ花を咲かせています。観賞用として明治初期に入ったようで、現在では様々な色の花があるようです。

 
 
Simg_1389 写真の空き地では、2/3以上をこの3種が埋めており、ヒメムカシヨモギが一番多かったです。
 
それぞれ繁殖力が旺盛で、川原や空き地など、各地で増えているようです。
 
 
さて、皆さん、おかしいと思いませんか?
 
3種とも、日本在来の植物ではないんです。
 
何らかの形で日本に入り、いつのまにか野生化し、広がっていったのです。
 
こんなに身近な植物が、実は外来種ばかりって、なんだか寂しいですね。
 
いつの間にか、日本在来の植物の間に入り込み、写真の空き地のように増えてしまっているようです。
 
このままでは、人知れずいなくなってしまう在来植物も、出てしまうかもしれません。
 
   
もっと多くの人々に、外来種が在来種のすみかや餌などを奪ってしまうこと、そしてそれら問題の多くが、人間による移動などが原因となることを知ってもらわなければなりません。
 
また、これ以上日本在来の植物のすみかが奪われないよう、外来種が増えやすいこのような空き地などは、所有者の管理の必要性を伝えていくことも必要です。
 
困っているのは、同じ日本で私達より長い間暮らしてきた、生きものたちなんです。
 
 
 
ホコ
 
 
 

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