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放流の罪

アメリカザリガニ」「ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)」「ウシガエル

   

皆さんも一度はこの名前、耳にした事があるのではないでしょうか?

     
そうです、これらは近年、日本の水辺で問題になっている外来生物なんです。

   

Img_0778 先日、こういった外来生物や放流の問題を取り上げた展示をしている井の頭自然文化園に行ってきました!

   

   

Img_0782放流の罪」と題し、外来生物やパネルが展示されており、アユやイワナの放流※1や、東京メダカなどの遺伝子汚染※2についても分かりやすく書かれていました。

   

が、来場している親子連れを見ていると、   
「お魚いるね~」「アメリカザリガニだ~!」  
なんて、展示されている生きものは見ても、パネルまでは読んでもらえていない…。

   
せっかく分かりやすく書かれているのに、あまり展示の意図を理解して見ている様には見えず、もったいないな~と思いました。

   
ガイドをしてくれるような方がいれば、もっと興味を持ってもらえるのでしょうか。

   

   

例えば「アメリカザリガニ」などは、学校でも教材として利用しているところも多く、子ども達も大好きな生きものだと思います。

   
でも、利用した後は近くの池や川に放している学校も少なくなく、外来種や放流の問題が未だに認知されていないのが現状のようです。

   
でも、放流してしまっては取り返しがつきません。

   
長い時間をかけて、複雑に生きものがかかわり合いながら成立してきた自然に、今までいなかった生きものを移入させる放流は、元々いた生きものを食べてしまったり、元々いた生きもののすみかを奪ってしまったりなど、自然生態系にとって、とても危険なことなんです。

   
実際に、身近な生きものの代表種「メダカ」は、実は絶滅の危険もあります。※3

   
ですからまずは、たくさんの人に生態系の理解外来種の危険性を理解してもらう事が大切なんです。

   

今後、学校の課外授業や、地域のイベントなどでこういった展示を活用してもらえれば、今よりも困っている生きものが減るかもしれません。

   
明日からゴールデンウイークも本番。お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか?

   
その際は是非、パネルまで読んで、その意味を理解してくださいね!

   

ホコ

   

※1、放流自体の危険もありますが、大量に放流する際に外来種の稚魚が混じる可能性も指摘されています。

   
※2、生きものは同種でも、それぞれの生まれ育った環境によって遺伝子に違いがあります。例えば魚類でいうと、その集団ごとに遊泳速度や成長が違います。その地域の環境や気候により、長い時間をかけてできた違いが、遺伝子が混ざることで失われてしまうだけでなく、種によっては繁殖力が低下してしまうものもいます。

   
※3、メダカのすみかである“水草の生えた浅い水辺”の減少の他に、「カダヤシ」というメダカに似た外来種がメダカのすみかを奪っていることも、メダカを絶滅に追いやる原因のひとつです。

   

   

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