« 春なのに・・・ ~その1~ | トップページ | カラスの巣 »

春なのに… ~その2~

前回は花粉症、特にスギ花粉症は、「戦後のスギの大量植林」が最も問題視されている要因である事をお話しました。
   
   
では国は、この問題にどのような対策をしているのでしょうか?
   
   
林野庁のホームページでは、
   
「スギ等の花粉の発生抑制対策として、無花粉スギ※1や少花粉スギ品種等の開発・普及等に取り組むとともに、都市周辺のスギ人工林等において、広葉樹林や針広混交林へ誘導するための抜き伐りなどを行い、広葉樹林化などの多様な森林づくりを進めていきます。」
   
とあります。
   
   
でも、「無花粉スギや少花粉スギ品種の開発」って、おかしいと思いませんか?
   
資源として植林されたスギが、こんなにも残っているんです。人工林面積の約43%がスギです。
   
人工林とは、人間が利用するために植えて育てた林です。にもかかわらず、現在は需要が少ないことから木材の価格も下がり、人手も足りずに放置されて、人工林は荒廃した暗い林になってしまっているんです。
   
それなのに、なぜスギを新たに開発して、植林するのでしょうか?
   
   
それよりは、「広葉樹林化などの多様な森林づくり」をより積極的に進めていくほうが、いいのではないでしょうか。
   
広葉樹林化するとともに、里山のように手入れをして明るい落葉広葉樹林になれば、多様な環境が生まれ、多様な生きものが暮らせる豊かな森林になるからです。
   
スギ花粉症対策が、生物多様性の回復にも繋がる・・・、これって、人にも生きものにも優しい対策ですよね。

   
   
また、日本の森林面積の4割が、スギ林を含めた人工林です。
   
今後、これらが放置されないためにも、国内の木材需要が増えるような対策が必要になってくるのではないでしょうか。
   
   
みなさんも、国産スギ製品を生活に取り入れてみませんか?
   
例えば、マイ箸、コースター、まな板、さらにはベッドや棚などの家具もあるようです。まずは、身近なところから、ご自分に合った一品を探してみてはいかがでしょうか?
   
これも、スギ花粉症問題の解決への一歩になるかもしれませんよ。
   
   
※1.花粉の少ないスギを掛け合わせて開発されたスギ。
   
   
   
   
ホコ
   
   
   

|

« 春なのに・・・ ~その1~ | トップページ | カラスの巣 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/202444/47851100

この記事へのトラックバック一覧です: 春なのに… ~その2~:

« 春なのに・・・ ~その1~ | トップページ | カラスの巣 »