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赤とんぼの季節

朝晩がだいぶ、涼しくなってきましたね。私の周りでも、
「赤とんぼ見たよ!もう秋なんだね~」
なんて声、聞こえてきました。

 
でも実は、「アカトンボ」という種名のトンボ、いないって知ってました?
地域によっても違いはあるようですが一般的に、アキアカネ、マユタテアカネ等のアカネ属や、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボ等もそう呼ばれる事が多いようです。

どうやら、赤い身体をしたトンボはまとめて「赤とんぼ」と呼ばれているようですね。

 

でも、大まかに言っても、産卵方法や、ライフサイクルには大きな違いがあります。

例えばアキアカネは、初夏に成虫になり、その後標高が1000mを越す高い山で未成熟期を過ごし、初秋に平地に降りてきて産卵します。
産卵方法は打泥産卵なので、水田や湿地のような浅い水域に産卵します。

ショウジョウトンボの成熟したオスは、真っ赤な身体で盛夏によく池や沼の上を飛び回るのを見かけます。メスは水田や池沼などで打水産卵をします。

また、ウスバキトンボは、日本各地で確認されていますが実は、寒さに弱く日本ではほとんど越冬できません。ですから、彼らは海を越えてやってきて、成長が早いため数ヶ月のうちに何世代か交代しながら北に向かって飛び、季節が変わり寒くなると、幼虫も死に絶えてしまいます。
産卵方法は打水産卵で、止水域の開けた水面を必要とします。

 

このように、生きていくためにそれぞれの種が、産卵方法やライフサイクルを違えてすみわけているのです。

例えば上記三種のいる里山で、ため池だけ残り、田んぼが休耕田になってしまったら、産卵場所を失ったアキアカネはいなくなってしまうかもしれないのです。

トンボだけでなく、生きものの種を把握すると言う事は、ビオトープ管理士にとってとても重要な事なのです。

Cimg2162 とはいっても、たくさんの人々に秋を感じさせ、懐かしい風景を思い出させてくれる「赤とんぼ」たち、いつまでもその姿を変わることなく見せ続けてくれるよう、彼らが必要とするそれぞれの環境を大切に残していきましょうね。

写真:ショウジョウトンボのオス

ホコ

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