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未来につなげて

皆さんは最近、生きものと触れ合う機会や、自然を観察する機会がありますか?

   

都会で生まれ育った私は、この資格と出会い、ビオトープの活動をするまではほとんど、草花を観察したり、虫に触れたりすることはありませんでした。

   

そして、人と自然の研究所の環境学習プログラムで出会う、都内の小学校の子どもたちもまた、虫が怖かったり、外で遊ぶ機会があまりないのか、地域にどんな環境があるのかを知らなかったりと、子どもの頃の私を思い出すような子どもが多いように思います。

    

しかし、そんな子ども達も学校のビオトープを通して、地域の自然に目を向けてくれます。

   

自分達の暮らす街には草原がある事、森がある事、または、悲しいことですが、森がなくなってしまった事・・・。

   

ビオトープに訪れた生きものが、気づかせてくれます。

   

まずは、「身近な自然に気づく事」が大切なのです。

   

私たちのプログラムで生きものと触れ合うことで、身近な自然を守り残していきたいと考えてくれる子ども達がもっともっと増えてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

   

そして、そんなに遠くない未来に、彼らがビオトープの国を一緒に目指す仲間になってくれたら頼もしいなぁと、子ども達とビオトープの自然観察をしながら思いました。

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ホコ

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赤とんぼの季節

朝晩がだいぶ、涼しくなってきましたね。私の周りでも、
「赤とんぼ見たよ!もう秋なんだね~」
なんて声、聞こえてきました。

 
でも実は、「アカトンボ」という種名のトンボ、いないって知ってました?
地域によっても違いはあるようですが一般的に、アキアカネ、マユタテアカネ等のアカネ属や、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボ等もそう呼ばれる事が多いようです。

どうやら、赤い身体をしたトンボはまとめて「赤とんぼ」と呼ばれているようですね。

 

でも、大まかに言っても、産卵方法や、ライフサイクルには大きな違いがあります。

例えばアキアカネは、初夏に成虫になり、その後標高が1000mを越す高い山で未成熟期を過ごし、初秋に平地に降りてきて産卵します。
産卵方法は打泥産卵なので、水田や湿地のような浅い水域に産卵します。

ショウジョウトンボの成熟したオスは、真っ赤な身体で盛夏によく池や沼の上を飛び回るのを見かけます。メスは水田や池沼などで打水産卵をします。

また、ウスバキトンボは、日本各地で確認されていますが実は、寒さに弱く日本ではほとんど越冬できません。ですから、彼らは海を越えてやってきて、成長が早いため数ヶ月のうちに何世代か交代しながら北に向かって飛び、季節が変わり寒くなると、幼虫も死に絶えてしまいます。
産卵方法は打水産卵で、止水域の開けた水面を必要とします。

 

このように、生きていくためにそれぞれの種が、産卵方法やライフサイクルを違えてすみわけているのです。

例えば上記三種のいる里山で、ため池だけ残り、田んぼが休耕田になってしまったら、産卵場所を失ったアキアカネはいなくなってしまうかもしれないのです。

トンボだけでなく、生きものの種を把握すると言う事は、ビオトープ管理士にとってとても重要な事なのです。

Cimg2162 とはいっても、たくさんの人々に秋を感じさせ、懐かしい風景を思い出させてくれる「赤とんぼ」たち、いつまでもその姿を変わることなく見せ続けてくれるよう、彼らが必要とするそれぞれの環境を大切に残していきましょうね。

写真:ショウジョウトンボのオス

ホコ

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第6期プロ講座、修了!

Rimg5551 先週末の29日、6ヶ月の講座の最終課題である、報告書とプレゼンテーションを終え、新たに8名のビオトープのプロが誕生しました!

プレゼンを終えた修了生達の

晴れ晴れとした顔には、プロとしての第一歩を歩み始めようとする自信が感じられました。

これからは私たちと一緒に、ビオトープのプロとして、生きものの代弁者として、多くの経験を積み、生きもの達が安心して暮らせる環境の保全・再生を進めていってくれるはずです。

そしてさらに、今回作成した企画で、既にお仕事として動き始めている修了生もいるんです。

これからの修了生の皆さんの活躍に、期待しています!

 

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