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求めています!

『ビオトープ管理プロ養成実践講座』

今回は、私もこの講座の修了生として、お伝えしたいと思います。

 

最近では、環境分野に関心を持つ企業や団体が増えてきていると思いますが、その分野で仕事をしたいと思っていても、特に私のように知識も経験もないような人には求人もほぼないのが現状でした。

そんな時私は、ビオトープという言葉に出会い、通信講座のテキストで勉強しているうちに、実際に関わってみたい!と思うようになり、プロ講座の受講を決めました。

 

この講座では、私のような初心者でも、実際の現場で見て、体験することでテキストの内容からさらに一歩踏み込んだ理解ができるようになり、ビオトープの視点で伝えるプロとして、第一歩を踏み出せるようなカリキュラムになっていると思います。私もこの講座を修了し、ビオトープ造成や調査、自然観察会などの仕事を請け負っています。

 

半年間で全6回の講座では、ビオトープを仕事にするために必要な報告書作成、そのプレゼンテーションが最終課題となっており、その過程で必要となるさまざまな技術や知識を学んでいきます。

 
例えば、ビオトープや地域の自然環境を知るための生物調査、そしてそこに関わってくれる人々に、ビオトープや地域の自然について伝えるためのインタープリテーション、生きものの視点での、地域環境に即したビオトープ設計など、必要なスキルが実践的に学べます。

 

この最終課題の報告書は、各自が身近にある水辺を調査し、そこを管理している会社や団体を対象として作成しています。ですから、実際に管理団体にプレゼンをし、プロのビオトープ管理士として仕事を請け、活躍されている方も、もちろんいるんですよ。 

前回の記事で紹介した福祉施設も、修了生が仕事を請け負った事例なんです。

 

そして、このようなビオトープ管理士の仕事は、生きものが安心して暮らせる自然環境の再生や、生物多様性にももちろん寄与しています。

 

この講座でビオトープの実践的な知識や技術を身につけて、様々な分野で生きものと人とを繋ぐことができるビオトープ管理士として、活躍していきませんか?

 

自然界は、そんな人材を求めています!

 

ホコ

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ビオトープのお仕事

残暑お見舞い申し上げます。
暑い日が続いていますが、皆さん体調など崩されていないでしょうか?

今回は、最近の人と自然の研究所の活動について、少しご紹介したいと思います。

私たちは、ビオトープ管理士が活躍できる場・仕事をもっと増やしたい!という思いで、日々活動しています。これからお話しする福祉施設での活動は、NCI通信vol.3でもご紹介していますが、その中のひとつです。

3年前、神奈川県にある福祉施設より、ビオトープを造成する仕事をいただきました。しかし、ビオトープを造成するだけではなく、うまく活用して様々なプログラムを提供しています。

ビオトープに来訪してくれる生きものから地域の環境を学べることはもちろん、さらに福祉施設ということもあり、生きものの視点だけでなく、赤ちゃんからお年寄りまですべての人に優しい福祉の視点からも、地域やまちづくりについて考えてもらえるようなプログラムです。

Azu_2 例えば、吸盤を持たないカエルなどにとって障害となる段差は、お年寄りや、車椅子を利用する人などにとっても勿論、障害となってしまいます。このような障害が減れば、生きものだけじゃなく、人々にとっても暮らしやすい町になるはずですよね。

このように、ビオトープを活用することで、様々な視点から、生きものも人間も安心して暮らせるまちづくりを考えられる、新しいプログラムを提供することができているのです。

この他にも私たちは、ビオトープを活用して、保育園での子供向けプログラムや、企業のCSR活動のお手伝いなど、様々な分野に活動の場を拡げています。⇒こちら

また、先程ご紹介した福祉施設の仕事でプログラムを考え、講師を務めているのは、私たち人と自然の研究所が開講している『ビオトープ管理プロ養成実践講座』の修了生なんですよ!その他の仕事でも、修了生たちがスタッフや施工員として、頑張っています。

ちゃんと『ビオトープ管理士』として、お仕事をしているんです!

というわけで、 次回のブログでは『ビオトープ管理プロ養成実践講座』について、お伝えしたいと思います。

※ 現在、[ビオトープ管理士で働く!]第7回セミナーを開催しています!
  こちらもチェックしてみてくださいね!

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[ビオトープ管理士で働く!]第7回セミナー開催のお知らせ

この度、これまでも好評をいただいておりますセミナー[ビオトープ管理士で働く!]の第7回を開催することとなりました!

テーマは【ビオトープ管理士をいかに仕事にするか】、また【仕事をするためのスキルをいかにして身につけるか】です。

セミナーでは話を聞いていただくことに加え、参加者の皆さんに意見や質問をぶつけてもらい、それに答えるという形で進めていきたいと思います。

これまでには、このセミナーに参加して、【ビオトープ管理プロ養成実践講座】を受講し、実際にビオトープの造成や維持管理などの仕事を始めた方もいらっしゃいます!

「これから自然環境に関わる仕事がしたい!」「ビオトープ管理プロ養成実践講座の受講を考えている」という方がいたら是非ご参加下さい!

実際に環境を仕事にしているビオトープ管理士の話を思う存分聞いてみてください。ビオトープ管理士の活躍の場を一緒に切り開いていきましょう!


●日 時

 第1回 - 8月20日(木) 19:00 ~ 21:00

 第2回 - 8月25日(火) 19:00 ~ 21:00

 第3回 - 8月27日(木) 19:00 ~ 21:00

第1~3回の中でご希望の回にご参加ください。(内容は全ての回で同じです)
◇この日程以外でご希望のある場合にはご相談ください。

●場 所:人と自然の研究所 渋谷事務所 2Fセミナールーム
      〒150-0047 東京都渋谷区神山町3-4 i.VILLAGE

●プログラム: ・ビオトープ管理士の仕事について
          ・ビオトープ管理士の仕事の事例
          ・ビオトープ管理プロ養成実践講座について
          ・質問と回答 など

●参加費:無料

●申込み:メール・FAX・TEL(下記参照)にて
     【住所・氏名・年齢・電話番号・参加希望の回・通信講座受講生or一般】を
     ご連絡下さい。締切は各日の前日までといたします。
     定員は各回8名・先着順とさせていただきます。
 
●主 催:人と自然の研究所

▼講 師:三森典彰氏
     Forest Three 代表,人と自然の研究所 客員研究員
     東京環境工科専門学校講師,元NPO法人アサザ基金職員

奮ってご参加下さい!

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人と自然の研究所「ビオトープ管理者養成通信講座」

〒150-0047東京都渋谷区神山町3-4 i.VILLAGE
TEL 03-5465-2927 (平日10:00〜18:00)
FAX 03-5465-2939 (24時間受け付け)
URL http://www.bio-inste.com
E-mail bio@bio-inste.com
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子供たちの人気者ですが…

子供の頃、ザリガニ釣りをした事あるという人、たくさんいるかと思います。
でも、日本にもともと生息していたザリガニは、日本固有種である「ニホンザリガニ」1種のみで、しかも、北海道、青森県、秋田県、岩手県という限られた地域のみにしか生息していません。
あんなに身近に感じていたザリガニが、実は、ほとんどが外来種だったなんて、驚く人も多いのではないでしょうか?

しかし、昭和初期に人為的に北米から持ち込まれたアメリカザリガニは、80年程経った今ではほぼ日本の各地で見られるまでになり、外来種でありながら「身近な生きもの」というちぐはぐなイメージを持たれるまでになったのです。
アメリカザリガニが生息地を拡げられた主な理由は、
 ・繁殖能力が高い。
  (環境によって年1~2回、一度に数百個も産卵する)
 ・移動能力が高い。
  (飼育した事がある方はわかると思いますが、脱走がうまいです) 
 ・雑食であり、多様な環境へ適応しやすく、飼育しても飼いやすい。
 ・日本には、ほとんど天敵がいない。

そして何よりも、可愛がる人々の手により簡単に各地へ運ばれた事が、一番の原因であると考えられています。

Photo 1
雑食性のアメリカザリガニは、水辺にいる生きものを手当たり次第食べてしまいます。また、水草の根や茎をハサミで切り、枯らしてしまうこともあります。アメリカザリガニが侵入した場所では、今までいた水生昆虫や小さな魚類、オタマジャクシなどの生きものがみられなくなってしまった例もあるのです。
「飼っていたけど、繁殖して増えすぎて、困ったから近くの川に放した」なんて、悪意はなくても、上記のように取り返しの付かない大きなダメージを、自然界に与えてしまっているのです。
人間の勝手な事情で移動させられても、生きものたちは、与えられた環境で生き、子孫を残していこうとします。人間の安易で勝手な行動に、たくさんの生きもの達が迷惑しているのです。それによって、絶滅させてしまう事だってあるのです。
生きものの気持ちになって、自分のする事が生きものたちにどんな影響を及ぼすかを十分に考慮してから行動に移せば、困ってしまう生きものたちも減るはずです。

現在、アメリカザリガニの完全な駆除方法はなく、増えすぎないよう定期的に直接駆除をすることで、生態系への影響を小さくするしか対処法はありません。
子ども達に大人気のアメリカザリガニですが、安易な移動や、逃がしてしまうことがほかの生きものに大きなダメージを与えてしまうということも、ちゃんと教えてあげられるといいですね。

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