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たくさんのご来場ありがとうございました!

4月18、19日に行われた、アースデイ東京2009への出展が無事終了いたしました!
ビオトープという言葉を初めて聞くという方から、すでにビオトープ管理士の資格をお持ちで仕事に生かしているという方まで、今回もたくさんの方々とお話しすることができました。やはり色々な方と話す事で、私自身も知識を増やせたり、また様々なニーズに合ったビオトープの価値を、話の中で一緒に見出す事ができたりと、楽しいだけではなくとても勉強になり、私にとってもすごく有意義な時間を過ごす事ができました。
また、学校等の教育の場だけではなく、個人の庭や企業の施設内など、今ビオトープが色々な場で求められているんだなぁと改めて感じる事ができました。そして、そのときに必要とされるのは、ビオトープについて正しい知識を持った人材です。ビオトープは本来「野生の生きものの生息場所」であるはずなのに、ビオトープを人間の視点だけでつくってしまったら、せっかくつくったのに生きものが利用してくれないかもしれません。さらにビオトープが放置され、生きものの暮らす場所として機能しないと、荒廃してしまい、人々からのビオトープのイメージまで損なってしまうかもしれません。
ですから、そんな間違ったビオトープがつくられてしまわないように、また、ビオトープの正しい知識を伝えてくれる仲間を一人でも多く増やしていくためにも、今後もこのようなイベントがあれば出展していきたいと思いますので、その際は遊びに来てくださいね。

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金魚のしあわせ

私たち人と自然の研究所が関わらせていただいている池型ビオトープに、先日金魚が放されているのを発見しました。
金魚とはフナが突然変異したものを人間が人工的に観賞用として改良した、本来自然界には存在しない生きものです。ですから、ビオトープに入れられてしまった金魚には、以下のような困った事が起きてしまいます。
Rimg4761 ・目立つので天敵に狙われやすい。
・もともと飼育用としてつくられているため、自然環境に適応できない種もいる。
 

 

また、ビオトープにとっても、ヤゴなどの水生生物を捕食してしまうため、そこを利用してくれる水生生物がいなくなってしまったり、ペットショップなどから自然界に菌や病気等を蔓延させてしまうことだってあるのです。

 
このような事は、実は様々な生きものでも起こっています。ホタルやメダカの放流もそのひとつです。違う地域や水系の生きものを放してしまうと、その土地独自の自然や、絶妙なバランスで暮らしている生きもの達をかく乱してしまうのです。同じ種であっても遺伝子レベルでは地域性があり、今までその土地に存在しなかった遺伝子をもった種との交雑によって、その土地の進化の歴史ともいえる純粋な遺伝子が失われてしまいます。これらは現在大きな問題となっています。純粋な遺伝子が失われてしまうと、例えば何らかの病気が流行した場合、あっという間に絶滅してしまうおそれがあります。でも、様々な遺伝子をもった種がいれば、その病気に対する抗体を持った遺伝子は残ることができ、種としての絶滅の可能性が低くなるのです。
 

このように、ビオトープという「野生の生きものの生息空間」に、勝手に生きものを移動してしまった事で、その生きものだけでなく、もともとその場にいた生きものにも悲しい思いをさせしまっているのです。
 

このような悲しい思いをする生きものがこれ以上増えないように、生きものが困っているという事をたくさんの人々に理解してもらい、「ビオトープでもかわいい金魚を見たい」という人間の視点を生きものの視点で考え直して、生きものが安心して暮らせる場所を増やしていくことが、私たちビオトープ管理士のこれからの大きな課題であるという事を、つくづく感る出来事でした。

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NCI通信no.3発行!

人と自然の研究所(NCI)が発行している環境情報誌「NCI通信no.3」が3月に発行されました!受講生の皆さんのお手元にはもう届いていると思います。
今回の通信では、人間を含め、たくさんの生きものの重要なビオトープである“田んぼ”の素晴らしさ、そしてその環境が奪われていく日本の農業の現状について、‘農家の嫁’であり、ビオトープ管理プロ養成実践講座2期生でもある小野寺ひかるさんが伝えてくれている他、私たちが行っているビオトープ関連事業や、現場研修会、セミナーについてもご紹介しています。
また、命を育む水を汚さない、生態系にそった生活を提案している「N.C.I.style」がお勧めする、100%天然由来成分でつくられた「anna tumoru」のシャンプー、石けん等もご紹介していますので、是非、こちらでご覧になってみてください。
郵送をご希望の方は、メール、お電話等でお気軽にご連絡下さいね。
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アースデイ東京2009に出展します!!

4月18日(土)、19日(日)、アースデイ東京2009が代々木公園で開催されます!毎年12万人以上の来場者で賑わうこのイベント、皆さんは参加された事ありますか?

Earthday2009_4http://www.earthday-tokyo.org/

今年は「未来をグリーンに変える強烈パンチ」というコンセプトを掲げ、特に「エネルギー」「食」「農」にスポットを当ててアクションを起こしていくそうです。様々な団体が地球のことを考えて起こしている活動を知るための、良いきっかけとなると思います。とはいってももちろん、オーガニックフードや衣料品の販売、音楽やトークのライブなど楽しいイベントになっていますので、是非参加してみてください!
もちろん、私たち人と自然の研究所も、アフリカと神戸俊平友の会財団法人C・Wニコル・アファンの森財団とともに出展します!ビオトープの視点を多くの人に伝えたいと思っていますので、私たちのブースにも是非遊びにいらしてくださいね。

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体験しながらビオトープについて学ぼう!

人と自然の研究所では、受講生の皆さんに実際に見て触れて体験しながらビオトープについて学んでいただけるよう、毎月神奈川県立座間谷戸山公園(以下、谷戸山公園)にて現場研修会を行っています。
昔ながらの里山の環境を残している谷戸山公園は、自然を観察できるようつくられた公園で、私たちは学びながら管理作業をしています。
48回目を迎える今月18日(土)の研修会では、4ヶ月ぶりにホトケドジョウのビオトープ再生を行います。ホトケドジョウは日陰で水温が低く、緩やかな流れがあり、水草が生えた水路等を好み、水草などの間をゆっくりと泳いで暮らしていました。以前は谷戸山公園でも見られていたのですが、今や絶滅危惧種となり、谷戸山公園からも姿を消してしまいました。そんなホトケドジョウの気持ちになって、失われてしまった谷戸の水路の造成作業を行います。

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現在谷戸山公園も、春の花が見頃を迎えています。春を迎えた里山の様子も見られるいい機会ですので、まだ参加されたことのない方は、是非参加してみてくださいね。
現場研修会のご案内はこちらをご覧下さい。
※現場研修会は、人と自然の研究所が開講している「ビオトープ管理者養成通信講座」の受講生を対象とさせていただいております。

以前行ったホトケドジョウのビオトープ再生作業の様子等は、こちらをご覧下さい。

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春を探して

東京はサクラが見頃を迎え、「春だなぁ」と多くの人が感じていることと思います。
皆さんは春を何で感じていますか?
今回は、道端でみつけた草花たちの一部をご紹介します!

Photoノミノツヅリ
茎はたくさん枝分かれし、先に白い小さな花を咲かせます。ハコベに似ていますが、ハコベは花びらが二つに裂けていて、ノミノツヅリは裂けていません。

 

Photo_5 ヒメオドリコソウ
シソの仲間です。先端の方の葉が黒紫色で、ピンクの小さな花を咲かせています。確かに笠をかぶって踊っている‘踊り子’のように見えますね。

 

2bヤハズノエンドウ(カラスノエンドウ)
ソラマメの仲間です。紅紫色の花は見つけやすいですよね。小葉の先端が矢筈状に凹んでいる事からこの名前が付いたそうです。

  

Photo_3ノゲシ
タンポポのような花を咲かせています。葉にある棘は、柔らかいので触っても痛くないです。

 

 

Photo_4ヘビイチゴ
葉の脇からちょこんと黄色い花を覗かせています。イチゴのような実がなりますが、味はあまりありません。

 

 

きっとみなさんも見かけた事があるのではないでしょうか?
でも、これらの中で日本在来の植物と言われているのはヘビイチゴだけなんです。ヒメオドリコソウは外来種であり、その他は帰化植物と呼ばれ、日本に古くから定着していますが、実は外来種です。これだけ外来の種が増えてしまったという事は、日本在来の植物の暮らせる場所を奪ってしまっているという事です。とても悲しい事ですよね。日本在来の種がもっと暮らしやすい環境にしていくために、私たちはどうしていけばいいでしょうか?未来の子ども達に日本在来の草花で春を感じてもらえるよう、今から考えていかなければなりませんね。

ホコ

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