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アファンの森夏期水生生物調査

Photo_2 7月19日から21日の3日間、長野県にあるアファンの森で水生生物調査を行いました。

一日目はアファンの森の中にある水路や池、二日目は近くの鳥居川で生きものの採捕をしました。
受講生の私は前回の秋の調査に続き、二度目の参加になりました。前回何も知らずに参加した私は、池や水路の中に見たこともないたくさんの生きものが暮らしている事に驚きました。

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砂や小石、葉っぱで自分だけの巣を作り、ヤドカリのように移動するトビケラの幼虫や、大きな石にしがみついて暮らすカワゲラやカゲロウの幼虫。

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そして今回初めて見たイモリの幼体は、大人のイモリからは想像できない、まるで小さなウーパールーパーのようなカワイイ生きものでした。こんなにたくさんの幼虫や幼体がいるって、すごい事だと思うんです。これらの生きものはみんな、生まれた時から一人ぼっちで生きていかなくちゃいけないんです。という事は、お父さんお母さんが、自分の子供達が安心して大きくなれるエサの豊富な場所を一生懸命飛び回り、歩き回って探して、ここだっ!!と決めて産卵したのが、このアファンの森だったわけです。

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調査の内容は以下の通りです。
採集→ソーティング(枯葉や泥などの中から生きものを選り分ける作業)→種の同定。
どれも根気のいる作業ですが、特に同定と言うのは本当に大変で、わずか5㎜程度の生きものの足に生えた毛が何本で・・・なんていうことを、実体顕微鏡を使って調べていくのです。気の遠くなるような作業なのですが、やっているうちに楽しくなって時間を忘れてしまうほどです。
Photo_8 このような調査を定期的に続けていく事で、アファンの森がこの地域の生きものにとって、どんな役割を果たしているかや、生きものとその生息環境の関係等、知る事が出来ます。生きものが教えてくれるのです。
今回私は二日間の調査で、たくさんの生きものに出会うことが出来ました。これは、この地域の環境がとても豊かだということなのだと思います。こんなふうに生きもの達が安心して暮らすことの出来る場所が、増えていってくれたらいいなぁと思っています。

受講生 長岡真理子

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全国トンボ市民サミットに参加してきました!

先週末の28,29日、兵庫県の豊岡で行われた全国トンボ市民サミットに、人と自然の研究所も参加してきました!

この全国トンボ市民サミットは、トンボを通して自然環境の大切さや、生きものとの共生についてみんなで考えていく年次の大会で、今回が19回目。

Rimg3366s_2 人と自然の研究所は初めての参加でしたが、トンボ業界(?)では有名な先生方の話を聞くことができ、様々な地域でトンボに関わっている方々とも情報交換や交流をすることができました。

また、エクスカーションでは環境省の絶滅危惧種に指定Dsc_0230s_2されているヒヌマイトトンボが見れたり、豊岡市ということで、これまた環境省の絶滅危惧種に指定されているコウノトリの復活を目指して人工飼育を行っている兵庫県立コウノトリの郷公園を視察することができました。

ビオトープ事業を展開する中で私たちもトンボを指標とすることが多いのですが、その生息環境や現状について、またどのような保全対策が必要かなど、今回のトンボ市民サミットでは大変多くのことを学ぶことができ、充実した二日間となりました。Dsc_0183s_2

人と自然の研究所では、このような機会での学び・経験・ネットワークを活かしながら、今後も生きものの代弁者となって、ビオトープの保全・再生を進め、広げていきたいと思います。

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